設立からの経緯
2005年4月 | 21世紀COEプログラム「循環型社会への戦略的廃棄物マネジメント」(2003年度~2008年度)をきっかけとして、廃棄物マネジメント研究センターが設置される |
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2017年4月 | 全学組織の廃棄物マネジメント研究センターが、環境生命科学研究科付属研究センターに移行。研究領域を広げるため、低炭素・廃棄物循環研究センターと改名 |
2023年4月 | 大学院改組により,環境生命自然科学研究科附属に移行 |
センターの目的
- 低炭素社会と循環型社会に跨る領域で、社会の持続可能な発展につながる実践的研究を推進する
- 国内外における廃棄物管理や環境技術評価の専門家の養成
- 産学官との地域連携による技術協力や情報の提供
センターの目標
- アジア・太平洋地域の環境研究・環境政策へのリーダーシップの強化
- 学生の海外派遣と海外からの受け入れ、国際経験豊かな人材の育成
センターの特徴
- 全国で唯一の廃棄物研究を専門とする大学附属組織
- 岡山市などの地方自治体と協力して、地域のための廃棄物マネジメントの分析や評価を行っている
- 日本の廃棄物問題のみならず、東南アジア(マレーシア,インドネシア,ベトナム、カンボジアなど)と太平洋州(グアム、パラオ)の廃棄物研究に力を入れている
- ESD(持続発展のための教育)、廃棄物の3R(発生抑制、再利用、再生利用)の教育・啓発といった廃棄物の社会・教育的側面も研究している
センターの研究領域
廃棄物循環研究
- 廃棄物定量化技術研究
- 廃棄物リサイクル技術研究
- 循環型社会システム研究
- 循環型社会政策研究
- 循環型社会教育啓発研究
低炭素化研究
- 廃棄物処理の低炭素技術研究
- 廃棄物マネジメントの低炭素化研究
- 低炭素・物質循環社会のコベネフィット研究
具体的な研究テーマ
- 低炭素社会を目指した循環型社会の構築
- 循環型社会における廃棄物マネジメントのあり方の研究
- 廃棄物の有効な資源化とその減量化効果に関する研究
- バイオマス廃棄物の有効利用技術に関する研究
- 地震・津波などで発生する災害廃棄物の対策に関する研究
- 3Rに関する教育・啓発活動の設計と評価
- ライフサイクルアセスメント(LCA)ツールの開発
- 途上国における廃棄物の現地調査、廃棄物マネジメントの問題分析、具体的な改善の提案