動物生理学
家禽をモデルとした感染症における病態形成機構や免疫機構の解明を通して生体恒常性維持に役立つ知見を得る。主な研究テーマは、①病気の発症機構の解明、②感染症に対する防御効果あるいは症状緩和効果のある有用微生物・作物・成分等の探索やこれらを利用した家畜用ワクチン開発、③牧場に出現する野生動物の保有する病原体に関する研究、である。
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天然アミノ酸である5-アミノレブリン酸 (5-ALA) は極めて少ない容量で鶏コクシジウム症に対する症状緩和等の効果がある。乳酸菌も鶏コクシジウム症に対して有効であるが、5-ALAを産生できない。そこで、これらを組み合わせた5-ALA産生乳酸菌を作製し、その感染症に対する効果について研究している。
①寄生虫感染をモデルとした宿主の病態形成機構の解明
②乳酸菌や天然アミノ酸のもつ腸内環境維持や感染症に対する有用性に関する研究
③乳酸菌を応用した家畜用ワクチンの開発研究
④野生動物の保有する病原体の保有状況に関する研究