動物遺伝育種学
動物遺伝育種学の特徴は,環境効果などによって判別が困難な遺伝現象を統計解析や分子遺伝学的手法を用いて把握するという点です。このことによって,集団の遺伝的構成や個体の遺伝的特性を正確に推定することが可能となり,効率的な育種改良を行うことが出来ます。具体的な研究テーマとしては,ゲノム情報を用いた育種価評価に関する研究,集団の遺伝的多様性に関する研究などを行っていきます。
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DNAのマーカー情報であるSNPsが一個体について数十万か所を利用できるようになっている。そのSNPs情報を利用して推定するゲノム育種価を用いることでより従来の育種価より正確で早期の遺伝的能力評価が期待されている。本研究室ではゲノム育種価の和牛改良への適応について研究を行う。
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ニワトリの栄養生理に関する研究
・絶食ストレスが骨格筋タンパク質分解と鶏肉品質に及ぼす影響
・生体におけるストレス応答が鶏肉の熟成機構に及ぼす影響
反芻動物の栄養生理に関する研究
・ウシにおける機能性飼料給与効果の解明
・黒毛和種雌牛の繁殖成績と糞便細菌叢との関連解析