進化生態学
昆虫を主な研究材料として、対象種の進化・生態の解明に向けた基礎研究を進めている。具体的に、繁殖行動、学習行動や生活史に着目し、その適応的意義を明らかにするために解析を行っている。また、この行動形質を制御する生理メカニズムや遺伝子発現などの至近要因についても分析している。基礎研究だけでなく、当研究室で得た研究成果を害虫防除法の技術開発などに転用することで応用研究への展開を試みている。
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動物の繁殖行動は多くの生態学者が注目しており、これまでに繁殖戦略に関する多数の理論が構築されている。そして、構築された理論を証明する多数の実証研究が存在している。当研究室では、これら先行研究を参考に動物の繁殖動態とそのシステムの理解を進めている。具体的には求愛行動や闘争行動などの解析を行っている。