植物-昆虫相互作用学
植物は外敵となる植食性昆虫との生存競争のなかで、多様で巧みな防御システムを構築しています。私たちは植物の防御戦略を理解することを目指し、二次代謝物や植物構造などの様々な角度から研究を行っています。また、植物が植食性昆虫に対して防御応答を誘導する際、植物がなぜ昆虫の食害を感知することができるのか、そして細胞内の防御シグナルをどのように活性化しているのか、これら分子機構に注目し研究を行っています。
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植物の巧妙な防御戦略
食害を抑えるイネ葉表面の針状突起構造
植物の防御戦略を理解することを目指し、二次代謝物や揮発性物質等の防御機構を担う分子や、植物の防御戦略に関わる構造に注目した研究を行っています。これら防御システムに注目しながら、作物の耐虫性向上に向けた研究も展開しています。
植物の植食性昆虫認識機構
植物表層における植物と昆虫の相互作用
植物が植食性昆虫による食害をどのように感知するのか？この分子メカニズムは興味深い課題となっています。例えば、昆虫の唾液（吐き戻し液）に含まれる成分の重要性が知られており、私たちもイネを食害する昆虫の唾液に含まれる成分に注目して昆虫認識機構の解析を進めています。
