流体力学
物体が空気から受ける力を理解し,制御することは自動車や飛行機をはじめとした工業製品において重要な役割を担います.流体力学研究室では,現行の工業製品の性能向上や新たな製品の開発に貢献することを目的とし,流体力学の研究に取り組んでいます.流体研では,風力発電に用いる風車や自動車を想定したような比較的遅い流れから飛行機やロケットの飛行環境を再現するような速い流れまで,実験や数値計算,AI技術を柱として研究に取り組んでいます.
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高速流れにかかわる研究においては,航空機の摩擦抵抗を低減することを最終目的とし,実験的な計測や数値シミュレーションによる予測,さらには両者をつなぐAIによるデータ解析を行い,壁面にかかる摩擦の分布の取得に挑戦している.数値シミュレーションにおいては超音速の境界層を再現し,壁面近傍のデータを取得することで行っている.