木質材料学
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木質材料学

木材は天然材料でありながら優れた力学的特性を持つが、生物由来の弱点が存在する。先人はこれらの弱点を克服するため、木材や木小片を接着・接合し、様々な木質材料や木質部材を開発してきた。今、脱炭素を見据えた中大規模木造建築の普及のため、既存の木質材料・木質部材に対して最新の解析・測定技術を用いて破壊現象の解明や理論的裏付けを行い、それに基づいた新たな組合せ・形態の木質材料・部材の提案に取り組んでいく。

 

  • 助 教 :須藤 竜大朗  Asst. Prof. SUDO Ryutaro

    E-mail:sudoryutaro [at] okayama-u.ac.jp 
  • 専門分野:木質材料/木質構造

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木材は力学的異方性や生物由来の欠点を持つ上、木質材料・木質部材はそれら木材を原料とする複数の構成要素を接着・接合したものです。そのため、木質材料・木質部材の力学挙動は複雑かつ予測が困難です。実験・解析・理論を多角的に組み合わせて木質材料の強度や木材同士の接合部の強度を木材本来の性質から推定する方法を見出し、構造的に最適な材料設計・構造設計の指針の提案などに取り組んでいます。

 

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