コンクリート構造設計学
人々の生活を便利で快適にする社会基盤の礎を築くのがコンクリートです。しかし，コンクリートで構造物を造る行為，あるいは，コンクリートそのものを造る行為は，間違いなく自然環境を破壊する行為です。快適な生活を送りたい，でも自然環境も護りたい。持続的な発展が可能な社会を目指すということは，人類のこの矛盾に答えを見つけることかもしれません。本研究室では，コンクリートを視点に，持続可能な社会を目指すためになすべきことを考えます。
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「超耐久性コンクリートを用いたプレキャストコンクリート部材の製品化と社会実装」
塩害と凍害の複合劣化を受けた普通コンクリート（左）と高耐久性コンクリート（右）
凍結防止剤を散布する寒冷地における道路橋では，活荷重の増加，凍結融解作用などによって，鉄筋コンクリート床版の土砂化が生じており，大規模な修繕や更新が必要とされている。劣化が顕在化した部材を取替える工事において，超耐久性を実現可能なプレキャストコンクリート製品の開発と社会実装を行う。
