環境非晶質材料科学

環境非晶質材料科学

環境非晶質材料科学

ガラスは,光をよく通す(透光性),自由な形状を付与できる(成形性)といった性質の他にも優れた特性を持っています。ガラスは様々な元素を溶かし込むことが可能で,放射性廃棄物の処理に利用されるなど,環境問題の解決にも活かされています。我々の研究室では,機能性ガラス・セラミックスの開発研究を通して,省資源・省エネルギーに貢献します。また,ガラスの性質を利用した廃棄物のリサイクルの研究にも取り組んでいます。

  • 教 授 :難波 徳郎 Prof. NANBA Tokuro
  • E-mail:tokuro_n@ (@以下はcc.okayama-u.ac.jp を付けてください。)
  • 専門分野:環境無機材料科学

 

研究者総覧 

都市ゴミスラグからのケミカルリサイクル.(左)溶融スラグ,(中央)ホウ酸を含むスラグガラス.(右)回収されたシリカ粉末.

ダイオキシン問題や最終処分場不足の対策として,従来よりも高温で家庭ごみを焼却し,塊状のスラグとして排出する処分方法がとられています。家庭ごみの溶融スラグは,化学組成が石や砂に類似していることから,未利用の有価元素を資源として循環再利用するためのシステム開発に取り組んでいます。

 

  • 准教授: 紅野  安彦 Assoc. Prof. BENINO Yasuhiko
  • E-mail: benino@ (@以下は okayama-u.ac.jp を付けてください。)
  • 専門分野:無機材料化学

 

研究者総覧 

 

放射性核種I-129を固定化するための候補ガラスと構造モデル.

放射性廃棄物の固定化や鉛ガラスの代替材料として,重金属酸化物を含むガラスが注目されています。原子の配列が不規則なガラスですが,構造解析手法からの知見を収集し,短範囲に見られる構造の規則性に着目することで,ガラスの構造や物性を計算機シミュレーションにより再現する手法の開発に取り組んでいます。

 

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