界面物性化学
界面物性化学研究室では、化学的、物理学的なアプローチにより新規物質と電子素子の開発を行っている。主な研究対象は、①二次元層状物質を基礎とする超伝導体の合成と、不純物ドーピングや圧力印加による新規超伝導相の誘起、結晶構造と超伝導物性の相関の解明。②トポロジカル物質等、独特な性質をもつ新規材料を用いた機能性電子素子の開拓、③有機分子や原子層物質から成る電界効果トランジスタを用いた高性能電子素子の開発である。
|
グラフェン、遷移金属ダイカルコゲナイド、トポロジカル絶縁体等の二次元層状物質を剥離した原子層物質を活性層とする電界効果トランジスタを作製し、低次元電子系に特有な電子物性を探索するとともに、その特性を利用した機能性素子を開発している。
|
軽量、フレキシブル性に優れた有機半導体を活性層とする電界効果トランジスタの特性を調べている。また、二次元層状化合物へのキャリアドーピングによる物性制御などに関する研究を行っている。