界面プロセス工学
“Process Innovation for Product Innovation”をキャッチフレーズにして,新規な材料創製および新たなプロセス提案研究などに,「界面」をキーワードとして幅広い学問を融合した化学工学的なアプローチで取り組んでいます。マイクロ湿式紡糸によるナノ繊維開発やDDSを初めとする幅広い分野で有用な機能性微粒子・カプセルの材料表面設計など,高分子・バイオ・有機合成・マイクロ流体工学を駆使して,新しいものづくり手法を研究しています。
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マイクロ流路を使った精密材料製造技術開発
マイクロ流路とは髪の毛1本程度の細い流路であり、この空間は高効率な反応器として利用されています。流体は流路内を層流で流れるため、大きさの揃った液滴や安定なジェット流の形成に有利な環境です。当研究室では、マイクロ流路内で流体を制御して機能性微粒子やナノ繊維を調製するフロープロセスを開発しています。
イオン液体の性質を有する機能性材料の開発
イオン液体(IL)とは100℃以下で液体状の有機塩であり、不揮発性、イオン伝導性、二酸化炭素吸収能、デザイン性などの優れた特性があります。当研究室では、固体表面の濡れ性を制御するIL型表面処理剤やイオン伝導に優れた高分子イオン液体、二酸化炭素分離膜にも使えるイオンゲル等のソフトマテリアルを開発しています。
プレスリリース
- バイオベース高分子を殻材とする蓄熱マイクロカプセルの高速生産(2022年02月17日)
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自己多層乳化を用いたマトリョーシカ微粒子の調製〜油と水を混ぜてすぐ固めるだけ〜(2021年12月24日)