分析化学
レーザーを利用する高性能分離法、計測法の開発や紙を基材とする簡易分析センサーの開発を行っている。細胞が放出する小胞、環境汚染物質、食品含有有効成分、食品劣化の指標となる成分の分析法を開発している。また、キャピラリー電気泳動法を用いた高性能分離分析法の研究、ナノチャンネルを用いた新規計測法の研究にも取り組んでいる。
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ペーパー分析デバイスによるエビの中のインドール分析法を開発した。インドールはエビの劣化の指標となる物質であり、保存時間とともにインドール量が増加する。エビに含まれるインドールを簡便に計測できるペーパー分析デバイスを開発した。インドールを有機溶媒で抽出して抽出液にデバイスを浸すだけで、インドールが計測できることを実証した。エビの中のインドール量は11日後から急激に増加することがわかった。