液体をつかむ?アリのユニークな液体の運搬は、餌の粘度が鍵!

RESEARCH &
PROJECT

液体をつかむ?アリのユニークな液体の運搬は、餌の粘度が鍵!

発表のポイント

  • アリは、巣の仲間のために見つけた餌を持ち帰りますが、運搬が難しい液体の餌(蜜など)はどのように運ばれるのでしょうか?
  • 多くのアリは、液体の餌を飲んで胃に貯めて持ち帰りますが、一部のアリ種は、液体の餌も、固形の餌と同じように大顎で“つかむ”ことができます。
  • 本研究では、トゲオオハリアリが液体の餌の粘度によって運搬方法を使い分け、運搬効率を高めていることを世界で初めて発見しました。

岡山大学学術研究院環境生命自然科学学域(農)の藤岡春菜助教と、フリブール大学(スイス)のManon Marchand 博士、Adria LeBoeuf教授は、トゲオオハリアリの採餌行動が液状餌の粘度によって変化することを発見しました。さらに、粘度に応じて行動を変化させることで、トゲオオハリアリは、効率的に多くの餌を持ち帰っていることが解明されました。この研究結果は、6月14日、英国王立協会の国際雑誌「Proceedings of the Royal Society B」の Research Article として掲載されます。

<詳しい研究内容について>
液体をつかむ?アリのユニークな液体の運搬は、餌の粘度が鍵!

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