植物多様性解析学
私たちは、世界中から収集されたオオムギ遺伝資源(品種や系統)の保存と評価を行っています。これらの遺伝資源は収集地や利用目的などによって特性が異なり、例えば春化要求性(花を咲かせるために必要な低温被ばくの程度)に地域差があるなどの多様性があります。 私たちは、遺伝資源の評価に基づいて、種子休眠性、病害抵抗性などのストレス耐性の遺伝解析、遺伝子単離および機能解析を行い、産業利用を図っています。
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オオムギの環境ストレス耐性に関わる有用形質遺伝子の探索や遺伝的多様性解析、組織培養特性に関わる遺伝子の単離などを進めています。また、オオムギの遺伝子改変技術を駆使し、有用遺伝子の導入や機能証明を行っています。
プレスリリース一覧
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中東で起源し世界中に栽培域を広げた栽培オオムギの適応分化の遺伝的背景を明らかにすることを目的に研究に取り組んでいます。特に、出穂特性を中心に、表現型の変異の全体像と遺伝的分化、環境条件との関係に注目して研究しています。