粒子・流体プロセス工学
無機材料、有機材料、高分子材料などの中間体や最終製品として化学プロセス中で扱われる粒子状材料について、その生成からハンドリングに至る一連のプロセスをデザインし制御することを目的として、化学工学および粉体工学を基礎とした、乾式表面洗浄操作、圧縮成形を中心とする粉体単位操作および粉体特性評価法の開発、熱物質移動を伴うプロセスとして噴霧乾燥による粒子生成、気固系化学蓄熱に関する研究、粒子界面現象、粒子間相互作用の基礎研究として粒子分散系のメソスケール数値計算を行っています。
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粒子-固体壁間の付着現象と粒子間の付着である凝集現象を伴う,粉体単位操作と粉体の操作特性評価法の検討をしている。具体的には,壁面付着粒子の除去法の検討,圧縮成形での粒子間相互作用が成形体強度に与える影響,供給安定性の支配因子となる粉体付着特性評価法の検討を行っている。
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熱移動を伴うプロセスの評価,および熱移動の促進を検討している。具体的には,噴霧乾燥法における微粒化過程におよぼす温度条件の影響,単成分および多成分液滴の乾燥過程の評価,蓄熱装置などの熱エネルギー利用機器における伝熱促進技術の開発を行っている。
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粒子-液体あるいは粒子-液体-気体からなる混相系の流動現象を研究対象としている。現象を粒子のスケールから理解するために実験と数値シミュレーションを用いている。格子ボルツマン法や離散要素法をもとにして数値シミュレーション技術を開発している。