マルチメディア無線方式学
本研究室では“ いつでも、どこでも、どんな状況でも”必要な情報を素早く伝える5G・6G無線通信方式の研究を行っています。潜在的に無線通信方式がもっているこの潜在能力を最大限に引き出すため、送受信機におけるアンテナ技術、MIMO空間多重通信方式、IoT中継する無線マルチホップ技術, スマートアンテナ技術, 端末位置推定, また無線通信と信号処理に関する無線環境機器学習・分析・予測技術などにも取り組んでいます。
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5GやBeyond 5G/6Gなどの先端技術や次世代WLANなど新たな技術進展が著しく。これに対して、他の無線機と協調することで複数アンテナシステム (MIMO)を用いた無線機による、最大通信量を向上させる技術に取り組んでいる。また、ユビキタスネットIoT社会において、任意のセンサー間の通信を可能とする、自律分散制御手法を研究している。さらに、限りある無線周波数資源のより有効利用を図る技術であるコグニティブ無線も目指す。
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機器学習やIoTが急速に普及してきた背景には、スマートアンテナ技術とする複数漏洩同軸ケーブル(LCX)やESPARアンテナなどを用いて、無線環境における複数端末同時に2D/3D高精度位置推定法と安全的な大容量無線通信技術に取り組んでいる。また、位置情報を用いたMIMOシステム、空間変調、ビームフォーミングなどの容量拡大手法も目指す。特に、新たなアンテナ技術とする電波の伝搬路を制御できるRIS (Reconfigurable Intelligent Surfaces)を活用することで、ミリ波帯の端末位置検知・干渉検出・干渉到来予測技術などを研究している。更に、 機器学習による自動化工場などの狭空間における無線環境学習・分析・予測技術を目指している。