知能ソフトウェア基礎学
計算知能の基礎理論と応用,数理情報学,ソフトウェア工学に関する研究を幅広く行っている.具体的には,機械学習アルゴリズム,数理計画法,分散アルゴリズム,定量的ソフトウェア開発支援,ソフトウェアリポジトリマイニング,人間行動分析,人間と機械のインタラクション,コンピュータビジョンに関する研究を推進している.
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マルチエージェントシステムのための分散アルゴリズムの開発
複数の主体(エージェント)が分散協調的に課題を解決する方法を研究している.具体的には,各エージェントが近傍の少数のエージェントとのみ通信可能な状況で全エージェントが大規模問題を効率的に解決するための分散アルゴリズムを設計し,主成分分析,非負値行列因子分解,連合学習等に応用している.
プレスリリース
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ソフトウェア開発管理シミュレータの開発
本研究では,定量的ソフトウェア開発管理を学ぶためのシミュレータを開発している(https://www.okayama-u.ac.jp/user/salab/spm/).本シミュレータでは,開発工数の見積もり,開発者スキルを考慮した人員割り当て,生産性要因の考慮,進捗管理,コスト管理,OJTによる開発者スキルの向上などを学ぶことができる.
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人間行動分析
今日,人工知能システムは日常生活にますます普及しています.その点で,本研究室の究極の目標は人間の行動を理解することにより,人間と機械のインタラクションを促進し,人に優しい技術を開発することです.そのために,頭部姿勢推定,目の検出と追跡,共同注意,ロボット学習など人工知能の様々の研究分野で研究しています.
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画像生成の逆問題による画像理解
画像生成(3次元CG)は,3次元空間での物体の形・位置・向き等が与えられたとき,幾何学や光学の法則に従って2次元画像を生成する.逆問題では2次元画像から3次元物体の形・位置・向き等を推定することにより,写真の理解や計測ができる.このために,画像生成の逆問題の性質を利用した数値最適化法を研究している.